銀座の男市に行ってきた（2018春）
今年もこの時期がやって来た。
銀座の男市である。今期は2018年5月17日（木）から28日（月）までとなっているが、16日（水）は事前に案内をもらっている人は先行で入場することが出来た。
早速初日の16日（水）に行ってきたのでその内容を紹介したい。
今回もラインナップ的には従来と違いはない。スーツの生地は夏物が中心になっている。
ビジネスシューズコーナー。以前はペルフェットのレギュラーモデルも出ていたが、今回はなし。三陽山長のモデルが出ていたが、オーソドックスな黒ストレートチップはなかった。
男市の目玉であろう2着で29,800円のコーナーは大変な人だかりだった。試着や会計だけでも平気で1時間以上かかりそうである。
こちらは男市の真打？丸縫い既成スーツ。いつも思うのだが、丸縫いでパターンオーダーとかできないのだろうか。値段は跳ね上がるだろうが、勝負服として一着作ってみたい…。
そんなこんなで色々回ってみたが、やはり私はパターンオーダーがおすすめ。今回も1着オーダーした。
J.HALLIDAYという英国製の生地。夏らしくやや明るめのネイビーでシャドーストライプが入ったデザインにした。正直聞いたことのないブランドだが、バカ高いわけでもないので、そこそこのクオリティが確保できていればコスパは高いと思う。
他にもイタリア製ならREDAやロロ・ピアーナといった定番、英国製ならアルフレッドブラウン、ドーメルといったいつもの生地がラインナップされている。
本切羽やキュプラ製の裏地、貝蝶ボタンが無料で選べるとあってやはりパターンオーダーはお勧めできる。イージーオーダーはこのあたりは有料オプションになってしまう。
他にもいつも通りオーダーワイシャツコーナーが展開されている。最近は髙島屋でシャツを作ることが多かったが、夏のノーネクタイ用にカッタウェイカラーのシャツをオーダーした。
いずれも仕上がりは一か月後。楽しみに待とう。
他にもカバン、ネクタイ、イージーオーダースーツコーナーなど、いつものラインナップで展開されている。半期に一度の楽しみになっているが、今回も欲しいものに巡り合えたので満足。また秋も楽しみにしよう。
千葉スペシャルに行ってきた
前回は秋葉原にあるシューシャインワルツを紹介したが、良く使うお店がもう一つある。それが有楽町交通会館にある千葉スペシャルだ。
住所：東京都千代田区有楽町２丁目１０−１
電話：080-5374-2233
営業時間：9：00～19：00（最近18:30までになった？）
定休日：日曜日・祝日
料金：1,100円
メニューは一種類とシンプル。
最近東京メトロのCMに使われたりNHKドキュメンタリー - ドキュメント72時間「男が靴を磨くとき」で放送されたのでご存知の方も多いと思う。ちなみにHPはない。
お店の代表は「千葉尊（みこと）さん」。他3名、計4名が対応している。誰に当たるかはその時の順番次第だが、何回か通った感想では技術レベルに差異はない。千葉スペシャルの成り立ちは様々な記事が掲載されているのでそちらにお任せしてここでは実際の体験談を掲載したい。
本来であればシューシャインワルツで磨いた靴と同じもので比較したいところだが、綺麗な状態が継続しているので色違いのWorld Footwear Gallery with PERFETTOのストレートチップ（黒）で試す。
基本的な流れはシューシャインワルツと同様だが、ビニールが用意されていて、これをつけてから靴を履いて磨くようになっている。スーツが汚れない粋な配慮だ。
料金は前払い。順番が来るとチケットを渡されるので担当していただく方にお金と一緒に渡す。
磨いていない方の足には布をかぶせてくれる。汚れない配慮が行き届いて嬉しい。
道具は豚毛ブラシ、布、クリームのみ。水差しは使用していない。
ひとしきり磨いてもらった結果がこちら…
全体的にしっとりとした艶。そしてキャップ部分の艶が特に素晴らしい。このお店も施工時間15分程度、1,100円でここまでの結果が得られるのでコスパは素晴らしい。メンテナンスは水拭き以外は絶対NGと言われる。
千葉尊さんに当たった時は色々とビジネスの話もしてくれた。成功できるに人間はとにかく素直に吸収できる人間、そして疑問を持って自ら行動できる人間と教わった。千葉スペシャルは単なる靴磨きだけではなく様々なことを教えてくれる。並んでいるお客さんの人間模様も見えてきて面白い。昔ながらの路上の靴磨き、いつまでも絶えることなく続いて欲しい。
ただ、前述の通り最近メディアにも取り上げられたせいか、かなり混雑している。先客が10人を超えることはざらで、閉店1時間前に行っても受付が終了していることがある。時間に十分余裕を持って行くことをお勧めします。
shoeshine waltz シューシャイン ワルツに行ってきた
靴磨きは自分でやるのが基本だが、たまにはプロにやってもらうのもいい。
たまにお世話になっているお店が秋葉原のアトレ内にあるshoeshine waltz シューシャインワルツだ。
shoeshine waltzとは？
Bespoke shoeshiner松室真一郎率いる "maestro" の靴磨きをもっと身直に感じて頂きたいという思いから、 2010年11月に秋葉原駅直結の Atre と同時にオープン。maestroのセカンドレーベルとして始動。 固形ワックスは一切使用せずSAPHIRの乳化性クリームのみでハイシャインまで行う。（HPより）
固形ワックスを使用しないことで靴の通気性を損なわないらしい。HPの更新はさほど熱心ではないようだ。
その場の靴磨きは10分ほどで1,296円だ。他にも色々メニューがある。お店は一人で運営されており、お客も基本的には一人ずつの対応になる。
今回磨いてもらうのは以前紹介したWorld Footwear Gallery with PERFETTOのストレートチップ（茶）だ。
左足⇒右足の順に磨いていく。
これを左右合計10分ほどかけて磨いてくれる。
使用している道具は豚毛ブラシ、布、クリーム2種類、水差し（ハイシャイン ディスペンサー）かな。クリームはメインのクリームと水分を飛ばして固形にしたようなものも使用している。
メンテナンスは基本のブラシでもいいが、濡れたタオルで磨く方がいいらしい。ブラシほどクリームを崩さずに保湿も出来るという理由だそうだ。
そして、磨いた結果…
お判りいただけるだろうか？全体的にしっとりとしたつやが出て特にキャップ部分の光沢は素晴らしい。
たった10分程度とリーズナブルな料金でここまで仕上げていただける。個人的には結婚式などのイベントの前や仕事の勝負時に利用している。でもこれを自分でやれたら靴磨きももっと楽しいんだろうな～。
お店自体は先客がいてもさほど待たされることはないし、秋葉原駅直結で仕事帰りに寄れるので気軽に利用している。願わくば電子マネーが使えたり1,300円に値上げしてもいいので小銭が増えないようにしていただけけると最高だ。笑
2018年新春年明けセール備忘録
今年は珍しく1/2に時間が取れたため新春セールに行ってきた。
8時に起床して準備する予定は計算通りだったが妻に色々頼まれて家を出たのが10時を過ぎてしまった…。年初から予定が狂うとは。
気を取り直して行き先を整理してみる。ターゲットは東京銀座エリア。
計画では
松屋銀座⇒三陽山長銀座⇒有楽町阪急メンズ⇒有楽町マルイ⇒大丸東京
の順番に回ることとした。
今回のお目当てはとにかく私服を充実させることだ。ここ数年ビジネススーツや靴に投資しすぎて気付けば私服が古いものばかりになってしまった。
靴は今回は二の次。ネタ的に良いのがあるかもしれないのでチェックはする。
地下鉄に乗って銀座駅に向かう。乗客は初詣に行く途中の家族が多い。
①松屋銀座
EPOCA UOMOでカジュアルの白パンを購入。綺麗目カジュアルで活躍してくれそう。店員さんも美人。笑
靴は今年の銀座の男市でセールにかかっていたペルフェットが再度出ていた。その他のブランドは毎年出てくるセールものがメインで特筆すべきものはなかった。
ちなみに福袋でイージーオーダースーツがあり、最高値で5万円程度だったので見てみたが、生地はロロピアーナだった。アトリエメイドのネイビーコートがセールにかかっていた。元値9万円が3割引だったかな。デザインも生地も最高だが丈がちょっと長いかなー。あとセールとはいえ6万円以上するので今回はちょっと無理。
とにかく福袋に群がる人がすごい。中国人もすごい。靴や服を福袋で買う人の気が知れない。そこまでこだわらないからなのだろうが。
②三陽山長銀座
セール用の靴のみセールで売られている。特筆すべき点はなし。
③有楽町阪急メンズ
靴のセールといえば外せない店舗の一つ。ペルフェットを見て回ったが、通常時に出ていた靴も何点かセールに出ていた。中でもダークネイビーカラーのダブルモンクには心が惹かれた。ラストも阪急ペルフェットとしてはオーソドックスで使いやすそうだ。他にはゾンタとスエードのコンビの靴あたりが正規品で出ていたやつかな。大体3割引程度だと思う。やはり黒やダークブラウンの内羽ストレートチップはセールには出てこない。
④有楽町マルイ
すごく久しぶりに足を踏み入れたが年齢層が若い。笑
昔はよく来たなぁとしみじみと感慨にふける。ここには靴のセレクトショップのクインクラシコが入っているが、有楽町マルイ店はオリジナルブランドの取り扱いのみ。新丸ビル店に行けばペルフェットやユニオンインペリアル、クロケット&ジョーンズの取り扱いがある。カジュアル服を適当に見て回ったがジャストサイズのものがないため退散。
⑤大丸東京
有楽町から徒歩15分程度。個人的に結構掘り出し物がある店だと思っている。天気も良く道中カフェで軽く昼食を取る。東京にいても仕事を忘れさせてくれる。笑
マッキントッシュフィロソフィーでネイビーがいい具合のショールカラーカーディガンを発見。値段も高くない。しかしジャストフィットサイズは品切れとのこと…。
靴を見てみるとまぁどこでもあるようなセール用の靴ばかりかな。スコッチグレインの内羽黒ストレートチップが何種類か出ていたが、型番がセール専売品だったので恐らく国産カーフかキップのものだと思われる。ラストは恐らくオデッサ。ソールもレザーソールだったので革靴デビューの人にはいいかもしれない。
さて、ここまでで私服がEPOCA UOMOのパンツしか買えていない…。とりあえず面倒だが有楽町阪急にもマッキントッシュフィロソフィーが入っていたので戻ることにした。
到着、ネイビーは全サイズ在庫なし。なんだよ～せっかく来たのに。こうなったらやけくそで三陽銀座タワーにも行ってみるか。普段の仕事よりも移動が多忙だ。笑
到着、目当ての品は一切なし。そもそも店舗はそんなに広くないんだなー。初めて行ったがもう行くことはあるまい。
ここで疲労困憊。。成果品も乏しく徒労感が漂う。とりあえず有楽町まで戻るかー。松屋にオリジナルのカシミアショールカラーカーディガンがあったけど3万以上したしなぁ。でも良いものだから買ってもいいかなー。とか色々考える。恐らく疲労で思考は腐っている。笑
で、銀座マロニエにあるユナイテッドアローズをちらみする気持ちで入る。あった…。探し求めていたネイビーのショールカラーカーディガンがあるじゃないか！しかも値段も手頃。サイズもそろっている。試着してジャストフィットサイズのものを確保。他にもサックスブルーの良い感じのシャツがあったのでゲット。アローズ…いいじゃないか（松重豊風）
あとは隣にあるバナナリパブリックにてショールカラーカーディガンに合うインナーをゲット。
あー、大分予定より時間オーバーしたけど何とか買いたいものが買えた！
今回の教訓
・ビジネスシューズはセールに期待してはいけない（例外あり）
・久しぶりに店を見たがユナイテッドアローズはかなり使える（今更？）
・インナーは安いものでいい（バナナリパブリック最高）
ビジネスシューズセールの例外はシェットランドフォックスのBグレードセールだと思っている。これは正規品の4割引でBグレード品が買える。サイズやラストが合うものがあればかなりお買い得だ。ことしは1/12（金）からの様なのでタイミングがあれば行ってみるかな。。
以下、戦利品の写真を載せます。
妻の評価も上々だったので疲れが報われた気がする。帰ってくるのが遅いと小言を言われたが聞こえないふりをして風呂に入る。笑
2018年あけましておめでとうございます
今年も皆さまが健康で無事に過ごせますように。
景気が持続しますように。靴の値段が上がりませんように。
いいスーツが作れますように。
2017年ラストはPERFETTOスエードチャッカブーツ
2017年が終わろうとしている。毎年言っている気がするが今年は特に早く過ぎ去った気がする。
特に12月は忘年会、大掃除と平日休日問わず大忙しだった。2017年頑張った自分へのご褒美として以前から欲しかったブーツを購入しようとチャッカブーツやサイドゴアブーツなどメンズブーツで主流なものを検討した。
私はプライベートで履く靴は比較的メンテナンスが楽なものを選びたいと考えている。
ポイントとして
・スエード素材
・モンクストラップ
・ラバーソール
あたりで選べばケアも比較的楽で休日の良い抜け感でファッションが楽しめると考えている。以前紹介したペルフェットのスエードなどはまさにその最たるものだ。
スエードは梅雨時期など雨でも活躍するが、季節感が伴う今の時期が最高に似合うと思う。とりわけブーツなどはまさにプライベートファッションのおしゃれにぴったりくるであろう。
探しているとやはりCHURCH'S（チャーチ）のチャッカブーツなどはポイントを全て押さえていてなおかつスタイリッシュなモデルだ。でも7万円近くするんだよなー。高いよなー。ってな具合でリーガルやスコッチグレンのモデルも候補に入れて検討。
松屋銀座で色々見ていると、ありましたよ。我らがペルフェットもチャッカブーツを出しているではないか！これは松屋銀座の限定モデルらしい。
しかしレザーソール…。雨とか気にしたくないんだよなぁ…。と色々と悩みが多いところだが、ここは一つペルフェッター（何それ）を代表して購入してみることにした。
購入先：松屋銀座
ブランド：ペルフェット (Perfetto)
形：スエードチャッカブーツ
色：ブラック
製法：グッドイヤー・ウェルト
価格：55,080円（税込）
ラバーソールでないことを抜かせばラストも格好よく、非常に使いやすそうだ。もしソールがダメになればオールソールでラバーに交換するつもりでいる。そうすれば最強のプライベートブーツとして長く愛用できそうだ。
今年は景気が良く業績は上場だった。何より比較的健康で過ごせたことに感謝しよう。ブログも何とか更新できているし。笑
来年も皆さまが何よりも健康で無事に過ごせるように祈念します。
銀座の男冬市に行ってきた
銀座の男冬市に行ってきた。
今回は12/13～25まで開催されている。いわゆる秋冬物の最終セール、もっと平たく言えば売れ残り処分市であろう。
今回は特に何も買うつもりはなかった。と、言うより最近散在しすぎなので気に入るものがありませんようにと願いながら行った。笑
場所の規模的には通常の男市の3割位か。今回は大くまモン展が隣で開催されていた。
ネクタイが2千円、コートが1万円からなどえらい安値で売られていた。コートでちょっといいなと思ったのがあったが、素材がポリエステルのボンディングだったのでやめた。ちなみにビジネスシューズやビジネスバッグの取り扱いはなかった。
メインのスーツは既成とイージーオーダーのみ。イージーオーダーの生地を見ていると価格は男市とさほど変わらない印象を受けた。
ドーメルのミディアムグレーのシャドーストライプで好みの生地があり価格は8万円だった…。パターンオーダーだったら買っていたかもしれない。
全体的にはやはり男市本体の催事と比べると質、量ともに圧倒的に寂しい。今回は何も買わないという誓いを守れたので良かったと胸をなでおろして会場を去る。笑
