30代の地図

首都圏在住の30代中流(と思いたい)ビジネスマンの日記です。 主にファッションについて書いていきます。

ファッションが変わるとビジネスも変わる

先日、丸の内のイセタンサローネメンズで開催されたセミナーに参加してきた。
これは日経が主催したもので「ファッションが変わるとビジネスも変わる 今こそスーツに関する正しい知識とサイズ感を知る」と題されたものだ。
 
2部構成となっており
 1部:「スーツをめぐる誤解と真実」中野香織氏 (服飾史家、明治大学国際日本学部特任教授)
                   平片均也 氏(NIKKEI STYLE Men's Fashion Channel 編集長)
 2部:「ビジネスパーソンのためのスタイリングレッスン」
となっていた。
 
参加した感想は、ある程度スーツやビジネスファッションに明るい人であれば目新しい事はないように感じた。
 
ただ、秀逸だったのは終わった後実際にバイヤーや店員さんと直接お話が出来たことだ。
私はスーツのサイズ感や、今まで取り入れてこなかったネクタイの色などをアドバイスいただいた。
今まではネイビーのスーツにネイビーやブラウンのソリッドタイをメインにコーディネートしていたが
今年は少し暗めのワインレッドなども取り入れていきたいと思う。
 
また、靴リペアの職人さんとも随分お話させていただいた。今度実際に靴磨きをお願いしたいと考えている。
 
今回のセミナーには意外?にも40代以上の方が多かった様に見受けられる。
私の会社もそうだが、もっと世の中にかっこいいサラリーマンが溢れてほしいと思う。
(さすがに失礼に当たるので場内の写真は一切撮影していません)
 
偉そうな言い方で恐縮だが、自分が今まで勉強した知識やスーツのサイズ感が間違っていなかった事が認識できたし、何よりプロの方と一時間以上も直接お話できたのは大変貴重な時間だった。
 
ちなみに…最後の部はアルコールも提供されました。ごちそうさまでした!

長財布を買おう

財布は何を持つべきか

30代になって財布は何を持てば良いのかを考えるようになった。
今までは海外で購入したGUCCIの二つ折りの革財布を使っていた。
まだまだ使えるところであるが、ここは一つ10年、20年、願わくば定年まで使える相棒を買おうと一念発起した。

財布を選ぶ際に色々な情報を調べると
 1.レザーであること
 2.長財布であること
 3.ひと目でブランドとわかるものではないこと
などがあげられる。

1に関してはまぁそれはそうだという感じだ。この年になってナイロンの財布は持とうとは思わない。
2に関してははっきり言って好みの問題だと思う。個人的にも今までは2つ折りの財布しか持ったことがない。
ただ、スーツスタイルでケツポケに財布を入れるようなことはしないし、何よりこれから10年、20年使おうと思ったら大人の持ち物として相応しいのは長財布であろう。今まで使っていたものと変化も出る。
3は革小物全般に言えることである。

と、言うことでこれらを総合的に勘案して自分の好みをプラスして考えるとある程度候補は絞られてくる。
今回はこの先長い付き合いをする覚悟なので、日本製のしっかりした作りのものをチョイスすることにした。

思えば財布に限らず革製品に関しては日本製を買うようになった。
別に日本製が全て素晴らしいとは思わない。ただ、特に革製品に関してイタリアやフランスなど海外ブランド製品=良い物という風潮には反対だ。
コスパで言えば日本製品が秀でているのは間違いない。まぁ革自体はフランスとかイタリア製が。笑

私が気に入っている革製品メーカーでIKETEIという会社がある。
知ったのは社会人になったときに買ったビジネスバッグでIKETEI社製のものを買ったのがきっかけだ。
この時はTAKEOKIKUCHIのOEM製品だったが、オリジナルブランドでFUJITAKAを展開している。
TAKEOKIKUCHIは20代の頃は好きだった。最近はこちらも年を取ったせいか、デザインが好みではなくなってしまった。

靴のPERFETTOもそうだが、OEMで確固たる技術力を確立しているメーカーが自社ブランドを展開するのはすごく良いことだと思う。
FUJITAKAもPERFETTOも決して安くはない。ただ、こんなにも素晴らしいメーカーと製品が日本にあることをもっと知られてもいいと思う。

話が大分飛んだが、FUJITAKAの財布を物色して好みのネイビーの長財布を見つけたので直営店に見に行った。三越や髙島屋、阪急にも展開されてるが、見たい財布が全て揃っているところはなかった。
ちなみに私が好きな松屋銀座には残念ながら置いていない模様。

IKETEIの東京直営店は浅草橋にある。
日曜定休で営業時間も19時までと長くないため、近くに職場がないと中々辛いところではあるが、興味がある方は足を運ぶ価値は十分にあると思う。

なぜなら、ここはとにかく店員さんの対応が素晴らしい。本当に上品に丁寧なのだ。上辺だけの丁寧な接客ではない。(美人さんもいる笑)

直営店ならではの情報も揃っているし、ポイントカードもあるのでIKETEI好きなのであれば通って損はないはずだ。機会があれば出張の時に大阪店にも行ってみたいものだ。

迷ったのがコードバンの輝きが美しいこちらデュプイのボックスカーフがしなやかなこの2つだ。
どちらも収納性には問題なく、ネイビーの色合いが美しい。

店舗に行ってじっくり見せてもらう。長考…。

店員さん曰くコードバンは新喜皮革製とのこと。職人さんも少なく、中々入荷しないらしい。この時点で在庫はあと2つ。
2つを見比べてみると、色合いが結構違った。片方は鮮やかなブルーに近い色、もう一つはかなり濃いネイビーだ。ネイビーのコードバン自体珍しいが、やはり作るのも難しく個体差はかなりあるとのこと。使っているうちに色は濃くなっていくし、個人的に買うなら色がブルーに近い方だな。

一方のデュプイのボックスカーフは本当にしなやかで手触りが素晴らしい。色も落ち着いたネイビーだし、この先40代、50代になっても臆することなく使ってけるのは間違いがない。こちらに関しては個体差はあまり見られなかった。

とりあえずFUJITAKAの財布を買うことは決定。実は念のためデパートでGANZOなど見てきた。当然GANZOも素晴らしいものが多かったが、個人的には他人と被らないモノとネイビー系が好みなのがあって、FUJITAKAに軍配を上げた。

ここは…一回帰ってクールダウンしよう。笑

スコッチグレイン 匠シリーズ

靴好きなら(多分)誰もが一度は通る道、スコッチグレイン
私も一足持っているので紹介したいと思う。

これは2015年秋に秋葉原で開催されたファミリーセールで購入した。もう2年近く経つのか。時の流れは早い…

その時は初日の仕事帰りに行ったのだが、とてつもない混雑ぶりで会計に2時間程度かかった記憶がある。それ以来都心でのファミリーセールは開催されていないと思われるが、当時の混雑(混乱?)ぶりを見ると何かしら手立てを考えないと運営も回らない状況なのだろう。

スコッチグレインファミリーセールやアウトレットといえば匠シリーズが目玉として展開されている。
私もそれを目当てに行って探し当てたのがHG9106というモデルだった。ネットを見るとHA9046などは良くヒットするがこれは全くヒットしないので単発商品なのだろうか?
ただ、ラストはオデッサなのでHA9046と同等のランクなのだろう。

色:ブラック
製法:グッドイヤー・ウェルト
価格:30,240円(税込)

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このラストはオデッサそのもの

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磨くとつま先ががものすごく光る

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定番の穴付き

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おなじみのインソール

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汚くてスミマセン

良く言われるがスコッチグレインは甲高でかかとは緩い。しかし革質は良く、磨いて楽しいモデルである。アウトレットモールに行けば匠シリーズは常時買いに行けるが、高速代がかかるのでコスパは微妙かな。笑

なんだかんだ、いい靴であるのは間違いない。大切に履いていこうと思う。

World Footwear Gallery with PERFETTOのストレートチップ(茶)

World Footwear Gallery with PERFETTOの第三弾、ダークブラウンのストチビブラムソールである。
前回の記事で黒ストを紹介したが、あまりの履きやすさにダークブラウンも追加した。

ビジネスの王道(スタンダード)といえばもちろん黒ストなのは百も承知だが、幸いにうるさくない職場なのでダークブラウンもバリエーションに加えて楽しんでいる。但しマイルールでダークブラウン以外のブラウンは履かないようにしている。
 
 話はそれるが、うちの職場はドレスコードが特にないので、スーツという「もの」を「着るだけ」の社員が多い。
逆にビジネスとしてのスーツや靴が好きな私が目立ってしまう。(まぁ女性ウケがいいからいいのだけれど…笑)
良くファッションの指南本に書いてあるが、ブカブカのオーバーサイズのスーツ、葬式行くの?的なブラックスーツ、踵が脱げそうな靴、凶器の様なトンガリ靴、餃子靴を履いている人が多いしうちの会社だけでもないのだろうが。
業界によっても随分違うのだろうが、これを読んでくださっている方の職場はどうなのだろうか。周りにスーツや靴について語り合える仲間が欲しいとも思う。
最近は日経styleにメンズファッションのカテゴリもできて、中々楽しく読んでいる。
 
大分話がそれたが、前回の黒ストと同様に履きやすく不動のレギュラーとして活躍してくれているWFG×PERFETTO茶ストビブラム。
これは色的な要素でそう見えるのかもしれないが履き皺も黒に比べると随分きれいについている点も気に入っている。まぁアッパーカーフの個体差やそもそも黒ストとは違うカーフの可能性もあるが。
そう言えばWFGの店員さんも黒とは違う的なことを言っていたような気もする。(黒の方が固いという表現だったか)
1年半ほど安定的に週1~2回のローテをこなしているが、さすがにビブラムソールは耐久性があり交換まではまだまだ先で大丈夫そうである。

購入先:World Footwear Gallery銀座店
ブランド:ペルフェット (Perfetto)
形:ストレートチップ
色:ダークブラウン
製法:グッドイヤー・ウェルト
価格:39,960円(税込)

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定番のラスト

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こちらのダークブラウンも磨けば非常に光って楽しい

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ヒールカップも綺麗にまとまっている

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スワンネックステッチも良いアクセントになっている

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このライニング、センスいいと思う

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減りが遅くて大変うれしいビブラムソール
 
現時点で所有しているWorld Footwear Gallery with PERFETTOの紹介は以上である。
今のところラインナップを増やす予定はないが、ラストはオーソドックスで万人におすすめ出来るモデルだと思う。
価格的にも4万円以内で買えるし、ビブラムダイナイトソールなので革靴初心者でも扱いやすい。これから本格的に革靴を揃えていこうと思っている方には候補に入れて間違いないモデルではないだろうか。
ちなみにこのモデルはやや甲高、幅広のゆったり目で作られているので、私の場合は普段よりもハーフサイズ下がジャストサイズだった。

 

WFG×PERFETTOのビジネス用2足+WFG×PERFETTOスエードで雨が続く日々も切り抜けていきたいと思う。

World Footwear Gallery with PERFETTOのストレートチップ(黒)

さて、World Footwear Gallery with PERFETTOの第二弾である。

そもそもこれを購入したのはラバーソールながら雨でも格好がつく靴が欲しいな~と思ったのがきっかけである。

その前までは、レギュラー落ちした靴にハーフラバーを貼って雨の日用にしていたが
靴に本格的に興味を持った段階でグッドイヤー・ウェルト製法の靴しか買わなくった。

で、あればレザーソールはオールソールしなくてはならない状況までレザーソールのままで履くことにした。オールソールまでは数年かかるだろうし、その為別途ラバーソールの靴が必要(?)になったわけである。

購入したのがWorld Footwear Gallery with PERFETTOの黒ストビブラムソールである。

この靴は前回のスエード靴と同じラストだ。

Perfettoの靴はこれを購入する前に阪急オリジナルモデルを買ったことがあったが、両足とも親指の付け根が強く噛まれて使用を断念していた。(HK-1014だったけかな)

ただ、ラストや革質は気に入っていたので今回はリベンジである。

今回のWFG×PERFETTOは物欲のままに購入した靴だが、オーソドックスなラストで非常に履きやすい。雨の日用と思って購入したが、履きやすすぎてレギュラーとして活躍している。

 

購入先:World Footwear Gallery銀座店
ブランド:ペルフェット (Perfetto)
形:ストレートチップ
色:ブラック
製法:グッドイヤー・ウェルト
価格:39,960円(税込)

 

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こちらもオーソドックスなラスト

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ヒールカップは大きすぎず、小さすぎず。

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金色のライニング

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ビブラム君

また、このWFG×PERFETTOは磨くと非常に光るためケアをして単純に楽しい。
素人がやってもここまで光らせることが出来る。まぁ光らせるのがケアの目的ではないけどね。これからも大切に、大事に履いていきたいと思う。

全然関係ないが、以前阪急でマグナーニ(MAGNANNI)のパターンオーダー会をやっていて、現地の職人さんがが来ていた。

お客があまりいない(ヒマな)時間帯に店内の靴を見て回っていたが、すごく熱心にペルフェットの靴を見ていたのが印象的だった。JOHN LOBBを目指してビナセーコー社が立ち上げたMADE IN JAPANのブランド、ペルフェット。

その靴は海外メーカーのスタッフが見ても魅力的なのだろう。これかも応援します!

 

雨の日はスエード靴が最強

今年、関東地方は梅雨明けしてから梅雨が始まったような天候だった。こうなるとラバーソールの出番が多くなるし、雨に濡れた後のケアも気をつけなければならない。

今回、プライベートでも天候を気にすることなく使いやすい靴が欲しい思い、スエードでラバーソールの靴を買った。プライベートで天気を気にするのはしんどいため、スエードとラバーソールという最強のオールウェザー対応な組み合わせをチョイスした。

 

購入先:World Footwear Gallery銀座店
ブランド:ペルフェット (Perfetto)
形:ダブルモンク
色:ダークブラウン
製法:グッドイヤー・ウェルト
価格:39,960円(税込)

ご存じの方も多いと思うが、ペルフェット (Perfetto)はOEMで有名なビナセーコー社が作ったプライベートブランドだ。World Footwear Galleryさんとマーケットインで立ち上げたらしい。
輸入靴ほど高価ではないし、そのクオリティは中流ビジネスマンの私には十二分なもだし、そもそもまともな輸入靴を仕事用とプライベート用で揃えようと思ったら私の収入ではとても無理だ。笑

決してWorld Footwear Galleryさんのまわし者ではないが、店員さんも丁寧に靴について教えてくれて、決して押しつけがましくなく高級な土地柄にありながら気軽に入ることができる。最近だとGINZA SIXにも店舗をオープンしている。が、個人的には行き慣れた路面店の方が落ち着いて選ぶことが出来る。

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プライベートには紐靴はフォーマルすぎる場合もあるので、ダブルモンクのダークブラウン辺りがおしゃれでいいと思う。

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オーソドックなラスト。

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World Footwear Gallery with PERFETTOのライニング。

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ヒールカップは大きすぎず、細すぎず。

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ビブラムのラバーソールはおなじみである。ピエロみたい。笑

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ちなみに購入したときはフェアでシューツリーが付いてきた。私はKINGYARDというブランドのシューツリーをいただいた。どうせ必要なものだしこれはありがたい。ちなみに5800円相当の品のようだ。(定価ベースだろうが)

プライベート(たまに仕事でもいいか)の相棒として何年も付き合っていきたい靴である。スエード用のブラシとスプレーも購入し、ケアの勉強もしたし準備は万端である。

ちなみに実はこのWorld Footwear Gallery with PERFETTOの靴は他にも2足ほど所有している。それはまた記事をアップしていきたいと思う。