30代の地図

首都圏在住の30代中流(と思いたい)ビジネスマンの日記です。 主にファッションについて書いていきます。

長財布を買おう

財布は何を持つべきか

30代になって財布は何を持てば良いのかを考えるようになった。
今までは海外で購入したGUCCIの二つ折りの革財布を使っていた。
まだまだ使えるところであるが、ここは一つ10年、20年、願わくば定年まで使える相棒を買おうと一念発起した。

財布を選ぶ際に色々な情報を調べると
 1.レザーであること
 2.長財布であること
 3.ひと目でブランドとわかるものではないこと
などがあげられる。

1に関してはまぁそれはそうだという感じだ。この年になってナイロンの財布は持とうとは思わない。
2に関してははっきり言って好みの問題だと思う。個人的にも今までは2つ折りの財布しか持ったことがない。
ただ、スーツスタイルでケツポケに財布を入れるようなことはしないし、何よりこれから10年、20年使おうと思ったら大人の持ち物として相応しいのは長財布であろう。今まで使っていたものと変化も出る。
3は革小物全般に言えることである。

と、言うことでこれらを総合的に勘案して自分の好みをプラスして考えるとある程度候補は絞られてくる。
今回はこの先長い付き合いをする覚悟なので、日本製のしっかりした作りのものをチョイスすることにした。

思えば財布に限らず革製品に関しては日本製を買うようになった。
別に日本製が全て素晴らしいとは思わない。ただ、特に革製品に関してイタリアやフランスなど海外ブランド製品=良い物という風潮には反対だ。
コスパで言えば日本製品が秀でているのは間違いない。まぁ革自体はフランスとかイタリア製が。笑

私が気に入っている革製品メーカーでIKETEIという会社がある。
知ったのは社会人になったときに買ったビジネスバッグでIKETEI社製のものを買ったのがきっかけだ。
この時はTAKEOKIKUCHIのOEM製品だったが、オリジナルブランドでFUJITAKAを展開している。
TAKEOKIKUCHIは20代の頃は好きだった。最近はこちらも年を取ったせいか、デザインが好みではなくなってしまった。

靴のPERFETTOもそうだが、OEMで確固たる技術力を確立しているメーカーが自社ブランドを展開するのはすごく良いことだと思う。
FUJITAKAもPERFETTOも決して安くはない。ただ、こんなにも素晴らしいメーカーと製品が日本にあることをもっと知られてもいいと思う。

話が大分飛んだが、FUJITAKAの財布を物色して好みのネイビーの長財布を見つけたので直営店に見に行った。三越や髙島屋、阪急にも展開されてるが、見たい財布が全て揃っているところはなかった。
ちなみに私が好きな松屋銀座には残念ながら置いていない模様。

IKETEIの東京直営店は浅草橋にある。
日曜定休で営業時間も19時までと長くないため、近くに職場がないと中々辛いところではあるが、興味がある方は足を運ぶ価値は十分にあると思う。

なぜなら、ここはとにかく店員さんの対応が素晴らしい。本当に上品に丁寧なのだ。上辺だけの丁寧な接客ではない。(美人さんもいる笑)

直営店ならではの情報も揃っているし、ポイントカードもあるのでIKETEI好きなのであれば通って損はないはずだ。機会があれば出張の時に大阪店にも行ってみたいものだ。

迷ったのがコードバンの輝きが美しいこちらデュプイのボックスカーフがしなやかなこの2つだ。
どちらも収納性には問題なく、ネイビーの色合いが美しい。

店舗に行ってじっくり見せてもらう。長考…。

店員さん曰くコードバンは新喜皮革製とのこと。職人さんも少なく、中々入荷しないらしい。この時点で在庫はあと2つ。
2つを見比べてみると、色合いが結構違った。片方は鮮やかなブルーに近い色、もう一つはかなり濃いネイビーだ。ネイビーのコードバン自体珍しいが、やはり作るのも難しく個体差はかなりあるとのこと。使っているうちに色は濃くなっていくし、個人的に買うなら色がブルーに近い方だな。

一方のデュプイのボックスカーフは本当にしなやかで手触りが素晴らしい。色も落ち着いたネイビーだし、この先40代、50代になっても臆することなく使ってけるのは間違いがない。こちらに関しては個体差はあまり見られなかった。

とりあえずFUJITAKAの財布を買うことは決定。実は念のためデパートでGANZOなど見てきた。当然GANZOも素晴らしいものが多かったが、個人的には他人と被らないモノとネイビー系が好みなのがあって、FUJITAKAに軍配を上げた。

ここは…一回帰ってクールダウンしよう。笑